ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

アジャリアの自然

アジャリアの自然

アジャリア地方は山岳地帯と海岸地帯に分かれており、地形が非常に多様です。山岳地帯は、平均標高2,000~2,500メートルの小コーカサス山脈が占めています。海岸地帯は、コブレティアン山脈、カハベリアン山脈、ゴニヤ山脈などの低地、丘陵、尾根(シュアヘフスキー山脈、アルシアン山脈、アジャリア・イメレティン山脈)で構成されています。最高峰はカン山(海抜3,007メートル)です。黒海流域に属する最も重要なアジャリア川は、アジャリストカリ川、キントリシ川、チョロフ川、クヴァブリャニ川です。気候は湿潤亜熱帯性気候です。冬の平均気温は+7.1℃、夏の平均気温は+24℃です。山岳地帯はさらに寒くなります。

アジャリア地方の動植物は非常に豊かで多様です。この地域の植物相の特殊性は、氷河期にコルキスが最も古い遺存植物の安息の地となったことに由来しています。アジャリア地方の植物相は約1,700種の植物を誇り、そのうち41種はジョージアのレッドリストに登録されています。森林は186,965ヘクタールに及びます。森林の60%以上は海抜1,000メートルの高地にあります。森林の大部分は落葉樹(ブナ、オーク)と針葉樹(トウヒ、トドマツ、マツ)です。

アジャリア地方は動物相も豊かです。平野部だけでなく、中山間地や高山地帯にも生息する動物や鳥類に出会うことができます。貴重な動物相を保護するため、キントリッシュ自然保護区が設立されました。アジャリア地方の自然は、自然保護区や保護区で大切に守られています。メスヘティ山脈西部に位置するムティララ国立公園は15,806ヘクタールの広さを誇ります。ジョージアのレッドブックに掲載されている希少なツゲが見られるキントリッシュ州立保護区、マチャケラ国立公園、イスパーニの泥炭湿原、コブレティ州立保護区とコブレティ野生生物保護区からなる保護区などがあります。アジャリア地方の国立公園や保護区は、エコツーリストにとって魅力的な場所となっています。

ムティララ国立公園