ジョージア旅行プランナー
ジョージア旅行プランナー | ウプリスツィヘ - 神の要塞
ジョージア旅行前に知っておくべきこと
ジョージアは、おもてなしの国として知られ、温かな人々、伝統的な祝宴の乾杯(トースト)、そして古代教会の美しさで多くの旅行者を魅了しています。旅行者がジョージアを訪れる理由はさまざまです。たとえば、トビリシの旧市街にある居酒屋で本格的なジョージア料理を堪能したり、世界的に有名なジョージアワインや、ミネラル豊富な「ボルジョミ」天然水を味わったりすることが挙げられます。また、コーカサス山脈の壮麗な風景を眺めたり、国民的画家ニコ・ピロスマニの芸術に触れたり、伝統舞踊レズギンカを鑑賞したり、黒海の温かい海で泳いだりと、多様な楽しみ方ができます。以下のヒントは、旅行の計画をスムーズに進め、この魅力あふれる国を安心して楽しんでいただくためにまとめたものです。
ジョージアへのアクセス方法
ジョージアへの移動手段として最も一般的で便利なのは航空機です。ジョージアには、世界各国からの直行便を運航している航空会社が多数あります。また、隣国のアゼルバイジャンやアルメニアからアクセスする場合は、鉄道を利用するのが便利です。
重要: ジョージアとアブハジアとの間の出入国は、非常に複雑で制限されています。
飛行機でのアクセス
ジョージアの主要な国際空港は、首都トビリシから約17kmの場所に位置するトビリシ国際空港(IATAコード:TBS)です。その他にも、バトゥミ国際空港(IATA:BUS)、クタイシ国際空港(IATA:KUT)、ムツヘタ地方空港があります。
ジョージアへの定期便を運航している主な航空会社:
- ロシア発着便:アエロフロート、ウラル航空、S7航空、ジョージアン・エアウェイズ(ジョージア航空)
- アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、ラトビア、ウクライナ発着便:アゼルバイジャン航空、エアアスタナ、SCAT航空、エアバルティック、ベラビア、ジョージア航空、ウクライナ国際航空、ウィズエア、ヤナエア
- アジア・ヨーロッパ・中東諸国発着便:アルキア航空、チェコ航空、エティハド航空、フライドバイ、ルフトハンザ、カタール航空、トルコ航空等
列車でのアクセス
アゼルバイジャンとアルメニアから列車でジョージアに行くことができます。列車はジョージアの首都トビリシと黒海沿岸のリゾート都市バトゥミまで運行しています。
列車の時刻やチケット予約に関する最新情報は、公式サイトをご確認ください。
フェリーでのアクセス
ウクライナのイリチェフスク港およびブルガリアのヴァルナ港からは、「UkFerry」社のフェリーがジョージアのバトゥミ港まで運航しています。
また、ロシアのソチ港からは、「コメタ」フェリーがバトゥミ港まで運航しています。
フェリーの運航スケジュールや連絡先については、ジョージアのフェリーサービス公式情報をご確認ください。
ジョージア到着
税関規則
ジョージアへの入国および出国時に、現金の持ち込み額が30,000ラリ(GEL)相当を超える場合は、税関への申告が必要です。
申告された宝石類、適切な量の個人用衛生用品、200本以下のたばこ、3リットル以下のワイン、10リットル以下のビールについては、免税の対象となります。
一方で、爆発物、麻薬成分を含む薬物・医薬品、ポルノ関連物、政治体制に関する虚偽の情報を含む出版物の持ち込みは禁止されています。また、文化的・歴史的価値を有する品物をジョージアから持ち出すには、ジョージア文化省が発行する輸出許可証が必要です。これがない場合、これらの品物の輸出は認められていません。さらに、手荷物の総重量が20キログラムを超える場合は、超過分1キログラムごとに1ラリの追加税が課せられます。
個人用医薬品
ジョージアでは、他国と同様に個人用医薬品の持ち込みに制限があります。事前に最新の規定をご確認ください(詳細はこちらをご覧ください)。
通貨
ジョージアの法定通貨は「ラリ(GEL)」で、1ラリは100テトリに相当します。現地では、米ドルまたはユーロを持参しての両替が一般的で便利です。
銀行と両替
ジョージアの銀行の一般的な営業時間は10:00〜17:30または19:00までです。通貨の両替は、銀行や認可された両替所で行うことができます。
クレジットカード(VISA、MasterCard)は、大手スーパーマーケットや多くのレストランで利用可能です。一方で、American Expressはほとんどの店舗で使用できません。トラベラーズチェックは一般的に使用されておらず、利用できる場所は限られています。
観光のヒント
ジョージア旅行のおすすめ時期
ジョージアには数多くのリゾート地があり、一般的には夏や冬の休暇先として知られています。しかし、気候の多様性により、一年を通じて様々な楽しみ方ができる国でもあります。
例えば、春のジョージア旅行は特に魅力的です。あたり一面に花が咲き誇り、緑が鮮やかに広がる中、自然の息吹を感じることができます。気温は摂氏20~24度と過ごしやすく、降雨も比較的少ないのが特徴です。また、夏の暑さがやわらぐ初秋もおすすめの時期です。水泳にも適しており、農業関連の行事も盛んです。中でも、ルトヴェリで行われるブドウ収穫祭はこの季節を代表するイベントです。ただし、特に山岳地帯ではこの時期に雨が多くなる傾向があるため、旅行の際は天候に注意が必要です。
ジョージア旅行に最適な時期は、5月初旬から10月中旬にかけてです。ただし、真夏の都市部はかなり気温が高くなるため、暑さ対策を忘れずに行ってください。
ジョージアの海辺や温泉リゾートを訪れるのに最適なのは、5月下旬から9月下旬です。この時期、黒海沿岸では水泳シーズンにあたり、海水浴を楽しむことができます。
一方、冬には多くの山岳リゾートが観光客を迎え入れており、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しめます。降雪量は多く、気温は氷点下6度を下回ることもあります。強風の影響で、体感温度がさらに低く感じられることもあるため、防寒対策が必要です。
なお、晩秋(11月〜12月初旬)、冬の終わりから早春(2月〜3月)にかけての時期は、天候が不安定で観光にはあまり適していないため、旅行の計画には注意が必要です。