ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

ナリン、キルギス

ナリン、キルギス

ナリンでの観光ツアー、見どころ、およびアクティビティ

ナリンは、キルギス最大の山岳地帯を有するナリン州の行政中心地です。規模は大都市ではありませんが、ナリンにはいくつかの政府機関や博物館、中央アジア大学のキャンパスがあります。トルガルトやタシュ・ラバトへ向かうルート上に位置しており、キルギスの伝統的な文化と、特に寒冷な気候が特徴の地域の中心地として知られています。

ナリンは、1868年にロシアの駐屯地として建設されましたが、それ以前からシルクロードを行き交う旅人を守るために小さな要塞が同じ場所に存在していました。1917年には赤軍の支配下に入り、その後1920年には赤軍と白軍の衝突を経て赤軍が再び支配権を確立しました。1927年にナリンは州の行政中心地として正式に位置づけられました。現在、ナリンには外務省の領事部があり、特にビザ関連の支援が可能です。中国に近接しているため、自由経済地域としても発展を遂げています。

現在、ナリンは人口約35,000人の都市で、ナリン川沿いには緑豊かな大通りが広がり、美しい景観を楽しむことができます。2016年には中央アジア大学のキャンパスが建設され、地域全体から学生が集まり活気を見せています。ナリンは、キルギス国内でも特に美味しい肉料理や伝統的なキルギス料理で知られていますので、ぜひ一度お試しください。市内では博物館や美術館を訪れるのもおすすめです。また、ナリン周辺の山々へのツアーも企画して、大自然の魅力を満喫してください。

ナリンのすぐ近郊には、7世紀から10世紀にかけての泥造りの要塞跡であるコショイ・コルゴンがあります。「コショイ」は、キルギスの伝説的な叙事詩『マナス』に登場する英雄の名前で、「コルゴン」は要塞を意味します。この要塞のそばには小さな博物館があり、キルギスの考古学や文化に関する展示が見られます。キルギスの芸術や伝統に興味を持つ方には、ナリンからほど近いアトバシ村の訪問がおすすめです。アトバシは伝統的なキルギスの村で、地元の職人による工芸品や郷土料理、歴史的な物語に触れることができます。また、アトバシはナリンの山々やジャイロー(夏の牧草地)、美しい森を探索する際の出発点としても最適です。