ウズゲン、キルギス
ウズゲンの観光ツアー、見どころ、およびアクティビティ
ウズゲンはキルギス南部に位置する魅力的な小都市で、オシから約54 km(34マイル)の距離にあり、カラダリヤ川の右岸に広がっています。ウズベキスタンとの国境にも近いため、約5万人の人口のうち、90%以上がウズベク人です。ウズゲンの主要な見どころは、カラハン朝時代に建てられた3つの霊廟で、現存する中世建築としてキルギスの歴史的遺産の中でも屈指のものとされています。
ウズゲンは、キルギスタンにおいて最も古い都市のひとつで、紀元前1世紀または2世紀にシルクロードの交易拠点として築かれました。フェルガナ盆地とカシュガルを結ぶ要所であったため、貿易商や歴代の統治者にとって重要な役割を果たしていました。9世紀から13世紀にかけて、ウズゲンはカラハン朝の首都として栄えました。市内には歴史的な遺跡が点在しており、1152年から1187年の間に建設された3つの壮麗な霊廟が特に有名です。これらの霊廟は、カラハン朝の支配者たちが眠る場所となっています。近隣には高さ44メートル(145フィート)のミナレットや、要塞の跡、墓、その他の見どころもあります。これらの遺跡は丁寧に修復され、現在ではキルギスで最も見応えのある考古学的名所のひとつとして多くの観光客を魅了しています。
現在、ウズゲンはヴェルフニー・ウズゲンとニジニ・ウズゲンに分かれています。ヴェルフニー・ウズゲンは企業や商店、賑やかなバザールが集まるエリアで、一方のニジニ・ウズゲンは主に住宅街となっています。市の近くにはカラダリヤ川とヤッサ川の2つの川が流れていますが、地域の人々は飲料水の供給不足に直面しています。市の水路は需要の約60%を満たすにとどまり、飲料水は庭の揚水井戸や公共の給水所から供給されています。市の中心部には、公園エリアが広がり、アフガニスタン戦争で亡くなった兵士の記念碑や映画館があります。また、スタジアムや文化センター、スポーツ施設、音楽学校も点在しています。さらに、ウズゲンの郊外にはカラショロ国立公園や、自然を楽しむ観光地として人気のサラム・アリクがあります。