ウズベキスタンの自然と地理
現代ウズベキスタンの自然
ウズベキスタン共和国はアムダリヤ川とシリダリヤ川の間に位置しています。面積は西から東まで1千425キロと北から西まで930キロになっております。
ウズベキスタンの最北端は、アラル海西岸付近のウスチュルト高原に位置し、緯度は北緯45度36分に達します。最南端は、スルハンダリヤ地方のテルメズ市に位置し、緯度は北緯37度11分です。また、最西端はウスチュルト高原に位置し、経度は東経56度となっています。最東端は、キルギスの国境に接するフェルガナ渓谷に所在します。
ウズベキスタンは東北部でカザフスタンと、東部と南東部でキリギスとタジキスタンと、西部ではトルクメニスタンと、南部ではアフガニスタンと国境を接しています。総合面積は6千221キロで、その中、カザフスタンとの国境は2千203キロ、キルギスとの国境は1千099キロ、タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンとの国境は1千161キロ、それぞれ137キロです。
ウズベキスタンの自然環境は、平坦な地形と険しい地形が特徴的に組み合わさっております。平野は南西部および北西部に広がり、ウスチュルト高原、アムダリヤ・デルタ、キジルクム砂漠によって構成されています。砂漠の中央部と南西部には、相当規模の山々が位置しています。国土の約3分の1を占める山岳および丘陵地帯は東部および南東部に広がり、キルギスおよびタジキスタンの壮大な山々と連なっています。国の山々の最高地点は 4千643 メートルに達します。。
山岳地帯の間には渓谷および平野が広がっております。その中でも最大の渓谷はフェルガナで、長さは370キロを超え、幅は190キロに達します。渓谷は三方を山に囲まれ、西側のみが開けています。
ウズベキスタンは、地震活動が高いという自然条件に特徴付けられており、過去には震度8~9に達する地震が観測されています。特に、1966年4月26日には、タシケントにおいて壊滅的な地震が発生しました。
ウズベキスタンと中央アジア全域で最大の川は、アムダリヤ川とシルダリヤ川です。アムダリヤ川の全長は1千437キロで、シルダリヤ川は2千137キロです。シルダリヤ川はアムダリヤ川より長いですが、含水量ではアムダリヤ川に及びません。