ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

イスラム・ホージャ複合施設、ヒヴァ

イスラム・ホージャ複合施設、ヒヴァ

このほぼ近代的な複合施設の歴史は、20世紀初頭に遡ります。複合施設にはミナレットとモスクが含まれており、ヒヴァのイスファンディアル・ハーンの宰相であったイスラム・ホージャに敬意を表して名付けられました。イスラム・ホージャのミナレットは、ヒヴァの象徴とも言われています。

上に向かうにつれて細くなっていくこの建造物は、14世紀の建築様式を取り入れた初期の例とされています。ミナレットは、レンガ積みと釉薬模様の帯が交互に配置されたデザインが特徴です。高さは56.6メートル、基部の直径は9.5メートルです。

イスラム・ホージャ複合施設、ヒヴァ
イスラム・ホージャ複合施設、ヒヴァ
イスラム・ホージャ複合施設、ヒヴァ

ミナレットの背後にはイスラム・ホージャ・マドラサがあり、42のフジュラ(個室)と大きなドーム型ホールで構成されています。限られた空間に巧みに建築様式が組み合わされており、建築家の卓越した技量が表現されています。ミフラーブ(礼拝の方向を示す壁龕)は、マヨリカタイルとガンチ装飾で華やかに飾られており、ファサード(正面部分)も釉薬を使った美しい装飾が施されています。

黄土色のレンガに、青と白の陶器でできた装飾帯が交互に配置されており、美しいデザインが施されています。ミナレットの頂上にはアーチ型のランタンと金色の王冠が飾られています。

ミナレットは街全体に広がる景観を象徴し、周囲には無数のドームやアーチ型の建造物が集まっています。イスラム・ホージャのミナレットに近づくと、その圧倒的な大きさが際立ち、建物の質量と周囲の景観との対比が、ホラズム建築家の卓越した都市計画技術を示しています。