ノルブトビイ・マドラサ、コーカンド
ノルブトビイ・マドラサは、コーカンドの建築技術を象徴する優れた例です。18世紀後半にチョルス広場に建てられたこのマドラサは、市内最大の宗教施設であり、19世紀にはコーカンド最大の教育機関としても機能していました。
この建物は1階建てですが、その記念碑的な構造が目を引きます。高い門や二重のアーチ、そして巨大な塔が建物の壮大さを際立たせています。外観はレンガで覆われ、伝統的なデザインが取り入れられています。内部は閉鎖型の構造で、中庭を囲むようにフジュラ(学生用の小部屋)、モスク、ダルスホナ(教室)が配置されています。ウズベキスタンの独立後、ノルブトビイ・マドラサは再び教育機関として再開され、現在では80名以上の学生がここで学んでいます。