ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

ハズラト・ヒズル・モスク、サマルカンド

ハズラト・ヒズル・モスク、サマルカンド

サマルカンドのハズラト・ヒズル・モスクは、アフラシアブ要塞の南側に位置しています。このモスクは、30 x 16メートルの敷地に建てられ、急な階段を上った自然の高台にあります。モスクの構造は、アイヴァン(柱に支えられた開放的なホール)とカナカ(修道士の宿坊)で構成されています。アイヴァンは豪華な装飾で彩られ、その上には繊細な彫刻が施されています。また、アイヴァンからはカナカへと通じる入り口があります。カナカは正方形の間取りで、中央にはメッカの方向を示すミフラーブ(礼拝のための壁龕)が設けられ、両側にはフジュラ(修道士の部屋)が2つ配置されています。モスクのミナレット(塔)は別棟にあり、螺旋階段のある幹と、リブ付きドームを持つランタンの頂部で構成されています。

ハズラト・ヒズル・モスクのファサードは、高い基礎にアーチ型のニッチ(壁龕)とクリン(控え壁)が組み合わされ、その上には西側にレンガで覆われたグルダスタ(半塔)がそびえています。アイヴァンの上部には多数のレンガが積み重ねられ、東側には美しい彫刻の門を備えたモスクが配置されています。この彫刻門には職人の技巧が凝縮されており、繊細な装飾が浅い彫り込みで施されています。この手法によって、光と影のコントラストが生まれ、装飾の形状が際立ちつつ、建物の全体的な調和が保たれています。建物には、主に修復時期を示す数多くの記念碑的な日付が刻まれており、その多くは19世紀から20世紀にかけてのものです。

ハズラト・ヒズル・モスク、サマルカンド
ハズラト・ヒズル・モスク、サマルカンド
ハズラト・ヒズル・モスク、サマルカンド