アミール・ティムールの納骨堂、シャフリサブス
ドルス・シアダット(ドルス・サオダット)の裏手には、木製の扉が付いた地下室があり、そこからティムールの納骨堂へと通じています。この納骨堂は、1943年、サッカーをしていた子供が偶然地面に落ちたことによって発見されました。納骨堂の内部は、アーチに刻まれたコーランの引用文を除いて非常に簡素な造りになっています。その碑文には、「至高の権能はアッラーのみに帰属する。アッラーは永遠なり」、「すべての善はアッラーの手にあり、アッラーは全能なり」と記されています。部屋の中央には、大理石で作られた石棺が安置されています。この石棺は、厚さ11センチメートルの一枚岩の大理石の墓石で覆われており、四隅と中央に計5つの鉄の輪が取り付けられています。さらに、墓石の一部にはアミール・ティムールの生涯に関する暗号のような記述が刻まれており、この納骨堂がティムールのために建設されたものと考えられています。