ジョージア旅行に関するよくある質問
到着前
観光目的でジョージアを訪れる場合、90か国以上の国の国民はビザの取得が免除されています。これには日本をはじめ、すべての欧州連合加盟国、独立国家共同体諸国、アメリカ合衆国、カナダ、韓国、アラブ首長国連邦、トルコ、ブラジルなどが含まれます。お住まいの国がこの対象国に含まれていない場合は、短期滞在ビザの取得が必要です。申請の際には、ホテルや航空券の予約情報、ツアー日程など、旅行の目的を証明する書類の提出を求められる場合があります。ビザの申請手続きはオンラインで行うことができます。ビザの種類や申請方法などの詳細については、こちらをご確認ください。
ジョージアは一年を通して訪れることができる魅力的な旅行先です。旅行の目的によって最適な季節は異なります。春(4月〜6月初旬)と秋(9月〜11月下旬)は、気候が穏やかで、文化や歴史に触れる旅を楽しみたい方におすすめです。やや風が強かったり、時折雨が降ることもありますが、過ごしやすい季節です。夏(6月中旬〜8月)は、スヴァネティ、カズベギ、トゥシェティなどの山岳地帯でのトレッキングや、西部地方での黒海沿岸のリゾートを楽しむのに最適なシーズンです。冬(12月〜3月)は、スキーやスノーボードを楽しみたい方に人気です。特にグダウリやバクリアニといったウィンターリゾートが有名です。
ジョージアへの現金の持ち込みには制限はありませんが、30,000ジョージア・ラリ(GEL)相当を超える現金を持ち込む場合は、税関で申告書の提出が必要となります。ジョージアの税関規制や最新の情報については、こちらで事前にご確認ください。
到着後
はい、ジョージア・ラリはトビリシ国際空港をはじめ、その他の国際空港、鉄道駅、全国の両替所でユーロや米ドルなどの主要通貨に両替することが可能です。主に取り扱われている通貨は、米ドル、ユーロ、トルコ・リラ、英ポンド、ロシア・ルーブルなどです。両替額によっては、パスポートなどの身分証明書の提示を求められることがありますので、ご注意ください。
ジョージア国内のほとんどの施設でVISAやMasterCardなどの主要なクレジットカードが利用できます。
交通に関する質問
高速旅客列車および電気通勤列車が、ジョージアの主要都市の多くを結んでいます。高速列車は、トビリシ~ズグディディ、トビリシ~オズルゲティ、トビリシ~バトゥミの各路線を毎日運行しています。これらの列車は、ゴリ、ゼスタフォニ、クタイシ、コブレティなどの都市にも停車します。鉄道の時刻表や詳細については、こちらをご確認ください。
ジョージア国内では、「ジョージアン・エアウェイズ」が運航する国内線が現在2路線あります。トビリシ~バトゥミ間(約40分)とトビリシ~クタイシ間(約30分)です。また、トビリシ近郊のナタクタリ空港(トビリシから約27km)と、スヴァネティ地方のメスティアにある「クイーン・タマル空港」を結ぶ短距離国内便も運航されています。こちらのフライトは、火曜日と木曜日を除く毎日運航されています(所要時間:約1時間)。
はい、ジョージアには地元住民および観光客向けのレンタカーサービスを提供する会社が複数あります。多くのレンタカー会社は、トビリシ、バトゥミ、クタイシでの車両の受け取り・返却が可能で、テラヴィに営業所を持つ会社もあります。レンタカーを利用するには、有効なパスポートまたは身分証明書、運転免許証が必要です。また、一部の会社ではデポジット(保証金)の支払いを求められる場合があります。
一般質問
以下の表は、ジョージア国内の主な都市、観光地、また主要な国境検問所までのおおよその距離を示しています。
都市 / 観光地
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距離、キロメートル
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トビリシ〜ムツヘタ
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20
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トビリシ〜テラヴィ
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100
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トビリシ〜シグナギ
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115
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トビリシ〜ステパンツミンダ(カズベギ)
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150
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トビリシ〜グダウリ
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120
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トビリシ〜ゴリ
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80
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トビリシ〜ボルジョミ
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155
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トビリシ〜ウプリスツィヘ(洞窟都市)
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90
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トビリシ〜クタイシ
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230
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トビリシ〜メスティア
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460
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トビリシ〜バトゥミ
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365
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ステパンツミンダ(カズベギ)〜ゴリ
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180
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テラヴィ〜クタイシ
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310
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トビリシ〜ヴァルジア(洞窟都市)
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260
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トビリシ〜ダヴィド・ガレジ(修道院)
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80
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ボルジョミ〜アハルツィヘ(ラバト要塞)
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55
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トビリシ〜サダフロ(アルメニア国境)
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75
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トビリシ〜ダリアリ(ロシア国境)
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160
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トビリシ〜ラゴデヒ(アゼルバイジャン国境)
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160
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トビリシ〜サルピ(トルコ国境)
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385
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ジョージアでは、日常生活において特別な服装規定はありません。ただし、教会や修道院などの宗教施設を訪れる際には、適切な服装が求められます。女性は肩、脚、頭部を覆う必要があり、男性も脚を覆う服装(長ズボン等)が推奨されます。
ジョージアの標準電圧は220V、周波数は50Hzです。電源プラグのタイプは主にタイプCとF(ヨーロッパ式)が使用されています。日本など110/120V仕様の機器を使用する場合は、変圧器(降圧コンバーター)が必要になりますので、事前にご確認ください。
ジョージアの通貨はラリ(GEL)です。1ラリは100テトリに相当します。流通している紙幣には、5、10、20、50、100、200ラリがあり、硬貨には1ラリ、2ラリがあります。ジョージアで使用されている通貨の詳細については、こちらをご覧ください。
ジョージアの伝統的なワイン製造法は、ヨーロッパの一般的な製法とは大きく異なります。およそ8000年の歴史を持つこの製法は、現在では主に東部のカヘティ地方に受け継がれています。最大の特徴は、クヴェヴリと呼ばれる卵型の素焼き陶器を使用してワインを発酵・熟成・貯蔵する点です。クヴェヴリは地中に埋められ、年間を通じて安定した低温が保たれるため、ワインの熟成に理想的な環境が整えられます。この伝統的な方法で造られるワインは、独特の成分構成と豊かな香り(ブーケ)、そして深みのある味わいが特徴です。中でも、辛口や半辛口の赤・白ワインが特に親しまれています。ジョージアの伝統的なワイン製造法についての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
ジョージアの主要都市では、ジョージア語と英語の併記による道路標識が広く設置されています。特に、トビリシ旧市街、バトゥミ中心部、その他の主要観光地では、英語による案内表示や簡単な説明が整備されており、外国人観光客にも分かりやすくなっています。
ジョージアの伝統料理にはベジタリアン向けの料理も数多くあります。次は代表的なベジタリアン料理の例です:ハチャプリ(地域によって異なりますが、主にチーズをたっぷり使ったパイまたはパン)、ヒンカリ(ジョージア風の餃子で、チーズ、キノコ、野菜などの具材を選べます)、ロビオ/ロビアニ(豆を煮込んだ伝統的なシチュー。ロビアニはこれをパンに詰めたもの)、スルグニチーズ入り焼きキノコ(土鍋で提供されることが多く、香ばしくてコクがあります)、チュルチェヘラ(ナッツにぶどうジュースのゼリーを何層にもコーティングした伝統的なスイーツ)、ジョンジョリ(低木の花の塩漬けまたは酢漬けのピクルス)
はい、外国人旅行者でもジョージアの携帯電話サービスに加入することが可能です。加入には、有効なパスポートまたは身分証明書の提示が必要です。