ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

ジョージアで訪れるべきスポット15選

ジョージアで訪れるべきスポット15選

ジョージアには、旅人の心を掴む魅力的な場所が数多くあります。首都トビリシの高台にそびえるナリカラ要塞、カラフルな街並みと伝統が息づくワインの名産地カヘティ、雄大なカズベク山を背にそびえるゲルゲティ三位一体教会、神秘的な洞窟都市ウプリスツィヘ、そして黒海に面した活気あふれるリゾート都市バトゥミのビーチなどがその代表例です。これらの素晴らしい目的地は、旅慣れた旅行者でさえも心を奪われるほどの魅力を備えています。さあ、ジョージアで訪れるべきスポット15選をチェックして、心に残る特別な旅を計画してみましょう!

旧市街トビリシ

硫黄温泉、トビリシ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

旧市街トビリシは、ジョージアの首都を象徴する最も人気のある観光エリアのひとつです。狭く曲がりくねった石畳の路地には、美しい彫刻が施されたバルコニーのあるレンガ造りの家々が立ち並び、ソロラキ山の斜面を登ると、壮観な景色を望めるナリカラ要塞にたどり着きます。この歴史的地区では、古くから続く硫黄温泉、13世紀のメテヒ教会、静寂に包まれたトビリシ植物園、そして近未来的なデザインが印象的な平和橋など、様々な時代を感じるスポットを巡ることができます。さらに、シャルデニ通りやコテ・アブハジ通り周辺には、雰囲気の良いレストランやワインバー、個性的なお土産屋が点在し、散策するだけでも楽しめるエリアです。また、独特な建築で知られる「ガブリアゼ人形劇場」も見逃せません。歴史と現代が自然に溶け合う旧市街は、まさにトビリシの魅力を凝縮したエリア。首都の文化と雰囲気を感じるには、ここが最適な出発点です。

ムツヘタ

ムツヘタ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ムツヘタはジョージアの古都であり、宗教的な中心地として知られています。首都トビリシからわずか約20kmの場所に位置しています。この歴史ある町は、壮麗な建築物で知られ、その多くがユネスコの世界遺産に登録されています。中でも、11世紀に建立されたスヴェティツホヴェリ大聖堂は、見事なフレスコ画やキリスト教の聖遺物で多くの訪問者を魅了しています。また、近隣のサムタヴロ修道院は、ジョージアにキリスト教を伝えた聖ニノとゆかりがあり、信仰の地として今も大切に守られています。さらに、6世紀に建てられたジュヴァリ修道院は、丘の上に堂々とそびえ立ち、荘厳な雰囲気とともに美しいパノラマを望む絶好のビューポイントです。ムツヘタはジョージア正教の巡礼地としても非常に重要で、国内外から多くの信者や観光客が訪れる名所です。

アナヌリ要塞

アナヌリ要塞、ジョージアで訪れるべきスポット15選

アナヌリ要塞は、エメラルドグリーンの水をたたえるジンヴァリ貯水池の畔に佇む、建築美と歴史を兼ね備えた名所です。ジョージアの中でも特に保存状態が良好な歴史的建造物群のひとつであり、13世紀にさかのぼる教会や防衛塔など、複数の建築物が敷地内に残されています。中心となるのは聖母被昇天教会で、外壁には精巧な浅浮彫が施され、内部には13人のアッシリアの聖人を描いたフレスコ画が保存されています。訪れた人々は要塞の塔のひとつに登り、静かな湖と古代の建築が織りなす壮大な風景を一望できます。アナヌリ要塞は、ジョージアの豊かな歴史と自然の調和を感じるのにぴったりの場所です。

ゲルゲティ三位一体教会

ゲルゲティ三位一体教会、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ゲルゲティ三位一体教会は、ステパンツミンダ村の高台に建つ、ジョージアで最も象徴的かつ神聖な宗教建築の一つです。標高2,000メートルを超えるカズベク山のふもとに位置し、14世紀に建立されました。歴史的には、トビリシや他の修道院が敵の侵略を受けた際、この教会が宗教的中心地として、また貴重な聖遺物の避難所として機能していたと伝えられています。その雄大な立地から、晴れた日には雪を冠したカズベク山を背景に、感動的な絶景が広がります。教会へは車でアクセスできるほか、ステパンツミンダから自然を満喫しながらのハイキングでも訪れることができ、登る道中もまた忘れがたい体験となるでしょう。

ウプリスツィヘ

ウプリスツィヘ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ウプリスツィヘは、ゾロアスター教や拝火教などの古代宗教の中心地として栄えた、ジョージアでも有数の歴史的遺跡です。今からおよそ2,000年以上前に、柔らかい凝灰岩をくり抜いて造られたこの都市遺跡は、ジョージアを訪れる際にぜひ足を運びたい場所の一つです。この驚くべき考古学遺跡には、神殿、儀式用の祭壇、王宮のレセプションホール、神々の礼拝所などが点在しており、当時の宗教や社会構造を垣間見ることができます。広大な敷地内では、通りや中央広場、住居跡、ワインセラー、図書館、そして秘密の地下通路などが発掘されており、古代の都市生活を今に伝えています。かつて約700あったとされる洞窟のうち、現在でも150以上が保存されており、当時の生活の息吹が感じられます。ウプリスツィヘの訪問は、古代文明の豊かな文化遺産と、それが現代ジョージアに与えた深い影響を実感できる貴重な体験となるでしょう。

ヴァルジア

ヴァルジア、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ヴァルジアは、ジョージアの黄金時代を象徴する壮大な岩窟修道院群で、12世紀にタマル女王の庇護のもと築かれました。ジョージアでも屈指の歴史遺産として知られるこの遺跡には、600以上の部屋が彫り込まれており、その中には教会、修道士の居住区、食堂、貯蔵庫、ワインセラー、防衛施設などが含まれています。中心にある聖母マリア被昇天教会は、美しいフレスコ画で飾られ、その中にはタマル女王自身の姿も描かれています。修道院内部は地下通路やトンネルで繋がっており、かつては外敵からの避難路としての役割も果たしていました。16世紀半ば、ペルシャやオスマン帝国の侵攻を受け、ヴァルジアは徐々に放棄され、修道院生活は終焉を迎えます。それから約250年の間にこの地は衰退しましたが、今日ではその壮麗な姿と歴史的意義から多くの旅行者を惹きつけています。

ボルジョミ

ボルジョミ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ボルジョミは、治癒効果のあるミネラルウォーターで広く知られる、ジョージア屈指のリゾート地です。温泉の歴史は古代にまで遡りますが、この町が本格的に注目されるようになったのは19世紀、ロシア帝国時代のこと。爽やかな気候と豊かな自然が評価され、王侯貴族の保養地として人気を博しました。町の周辺には、ヨーロッパ最大級の自然保護区の一つである「ボルジョミ・ハラガウリ国立公園」が広がっており、トレッキングやハイキングを楽しむのに最適です。また、ボルジョミ市内には、ライカニ宮殿やミルザ・リザ・ハーンの邸宅、市議会旧庁舎など、歴史的建造物が良好な状態で保存されており、散策するだけでも見応えがあります。市の中心部にあるミネラルウォーターの源泉では、ボルジョミの象徴ともいえる天然水を直接味わうこともでき、心身ともにリフレッシュできるひとときを過ごせるでしょう。

シグナギ

シグナギ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

シグナギはカヘティ地方に位置する魅力的な町で、「愛の街」として知られ、ジョージアで最も人気のある観光地のひとつです。美しいワインの産地としても知られており、ロマンスと伝統が調和したこの町は、多くの旅行者を惹きつけています。石畳の細い通り沿いには、装飾が施されたバルコニーが特徴的な家々が建ち並び、町からはアラザニ渓谷を望む壮大な景色が広がります。18世紀に築かれた町を囲む城壁には23の塔があり、歩いて巡ることができます。また、町の中心にはジョージアの著名な画家ニコ・ピロスマニを記念した美術館があり、町からわずか2キロの場所には、巡礼地としても知られるボドベ修道院があります。さらに、シグナギではカップルがいつでも結婚式を挙げられる結婚登録センターもあり、特別な思い出をつくるのにもぴったりの場所です。ロマンチックな旅を望む方には理想的な町と言えるでしょう。

ダビド ガレジャ修道院

ダビド ガレジャ修道院、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ダビド・ガレジャ修道院はジョージア南東部に位置し、岩山に彫られた洞窟建築が印象的な、ジョージア屈指の歴史的・宗教的遺産です。6世紀に「アッシリアの十三父祖」の一人であるダビド・ガレジャによって創建されました。この遺跡群は、岩の斜面に巧みに造られた複数の修道院から構成されており、その中心となるのが聖ダビド修道院です。洞窟寺院や修道士の居室、食堂、ワイン貯蔵庫などが岩壁に沿って配置されており、その独自の建築様式には驚かされます。

古代の教会には、福音書の物語や聖人たちの生涯を描いたフレスコ画が今も残っており、訪問者を深い歴史と信仰の世界へと導きます。何世紀にもわたって、この地はジョージア中から巡礼者が訪れる精神的・文化的中心地としての役割を果たしてきました。その神聖な雰囲気と時を超えた建築美は、訪れるすべての人々に強い感動を与えることでしょう。

マルトヴィリ渓谷

マルトヴィリ渓谷、ジョージアで訪れるべきスポット15選

マルトヴィリ渓谷はジョージア西部に位置し、エメラルドグリーンに輝く川と緑豊かな渓谷が織りなす、まさに自然の傑作とも言える絶景スポットです。この渓谷では、アバシャ川を下るボートツアーに参加して、数百万年前に形成されたとされる滝や断崖の間を進むことができます。清らかな水、切り立った岩壁、涼やかな風のなかを進む体験は、まるで時を越えた冒険のようです。

全長約2.4キロメートル、最大深さ40メートルに達するこの渓谷では、風光明媚な自然に浸るだけでなく、スリルを求める人にはジップラインも人気です。渓谷の上空を滑空しながら、空からの絶景を楽しめば、忘れられないひとときとなるでしょう。

プロメテウス洞窟(クミスタビ)

プロメテウス洞窟(クミスタビ)、ジョージアで訪れるべきスポット15選

プロメテウス洞窟(クミスタビ)はイメレティ地方のクタイシ近郊に位置し、ジョージア最大級かつ最も壮麗な鍾乳洞のひとつです。1984年に発見されたこの洞窟は、全長約11キロメートルにおよび、そのうち約1.5キロメートルが一般公開されています。

洞窟内では、色とりどりの照明に照らされた鍾乳石や石筍、地下河川、静かな湖が幻想的な空間を演出しています。幻想的な照明と音楽が一体となって、訪れる人を非日常の世界へと誘います。見学ルートには、壮大な自然の造形を楽しめるウォーキングコースに加え、地下河川を進む約15分間のボートツアーも用意されており、より深く洞窟の魅力を体感できます。ガイド付きツアーも充実しており、自然の神秘とスケールの大きさを間近で感じられる貴重な体験ができるスポットです。

ダディアニ宮殿

ダディアニ宮殿、ジョージアで訪れるべきスポット15選

ダディアニ宮殿はサメグレロ地方ズグディディの中心部に佇み、19世紀に建設された歴史的建造物で、ジョージアでも屈指の文化遺産です。かつては、ジョージアの貴族ダディアニ家の邸宅として使用されており、同家はこの地域の政治・文化の発展に大きな影響を与えてきました。

宮殿の建築様式は、ヨーロッパのネオゴシックとジョージア伝統の要素が融合した折衷的なスタイルで、外観も内部も非常に印象的です。宮殿内部には、ダディアニ家の生活用品や古代写本、さらにはダヴィド・ダディアニ公がフランスから持ち帰ったナポレオンの「デスマスク」など、歴史的価値の高い貴重な品々が展示されています。

宮殿の周囲には緑豊かな植物園が広がり、静かで落ち着いた雰囲気の中、歴史と自然が調和した空間を楽しむことができます。ダディアニ宮殿は、ジョージアの誇る豊かな文化遺産と歴史を体現する、まさに「文化の宝石」と呼ぶにふさわしい場所です。

スヴァン塔

スヴァン塔、ジョージアで訪れるべきスポット15選

スヴァン塔はジョージア北西部、スヴァネティ地方の山岳地帯に点在し、9世紀から13世紀にかけて建てられた石造りの防御塔で、この地域特有の建築様式を今に伝える貴重な文化遺産です。これらの塔は、家族を襲撃や敵の侵入から守るための要塞として建てられ、同時に住居としても使用されていました。高さはおよそ20〜25メートルに達し、狭い窓や厚い石壁で構成された複数階建ての構造となっています。

スヴァン塔は、スヴァネティの人々の暮らしと文化を象徴する存在であり、長い年月を経てもその姿をほとんど変えることなく残してきました。その歴史的・文化的価値が評価され、現在ではユネスコの世界遺産にも登録されています。

バトゥミ堤防

彫刻「アリとニノ」、バトゥミ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

バトゥミ堤防は、黒海沿岸を約7キロメートルにわたって延びる、美しい遊歩道です。バトゥミの主要な観光スポットのひとつであり、現代ジョージアの活気と魅力を象徴する場所となっています。堤防沿いには、カフェやレストラン、噴水、アートインスタレーションが点在し、散策やリラックスタイムに最適です。見どころとしては、愛と団結の象徴として知られるモニュメント「アリとニノ」、歴史的なバトゥミ灯台、ジョージア文字をかたどったアルファベットタワー、海と街を一望できる観覧車などがあります。

また、自転車道やベンチ、緑豊かな公園も整備されており、地元の人々や観光客が思い思いの時間を過ごせる憩いの場として親しまれています。

バトゥミ植物園

バトゥミ植物園、ジョージアで訪れるべきスポット15選

バトゥミ植物園は、黒海沿岸の高台に広がる広大な植物園で、ジョージアでも屈指の人気観光地のひとつです。バトゥミ市街から北東へ約9キロの場所に位置し、1880年に設立されました。約110ヘクタールの敷地には、ヒマラヤ、地中海、オーストラリア、メキシコなど、世界中の気候帯から集められた植物が展示されており、園内は地域別に9つの植物区に分かれています。ヤシの木、竹、糸杉、色とりどりの花など、約5,000種に及ぶ植物が生息し、中には珍しい外来種も多く含まれています。

園内を散策すれば、海と山に囲まれた絶景を楽しみながら、多様な植物と触れ合うことができるでしょう。自然と静けさを求める旅行者にとって、バトゥミ植物園は理想的な癒しのスポットです。

ジョージアで見るべきその他のおすすめスポット

ここまでご紹介した場所は、ジョージアの中でも特に人気のある観光地ですが、印象に残る魅力的な場所はまだまだたくさんあります。以下では、あまり知られていないものの、一見の価値がある「隠れた名所」をご紹介します。

チアトゥラはジョージア西部に位置し、鉱山の町として栄えた小さく色彩豊かな町です。特にユニークなのが、ソビエト時代に設置されたロープウェイ。かつては鉱山労働者や地元住民の重要な移動手段であり、現在でもその歴史的遺産として注目を集めています。

カツヒ柱、チアトゥラ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

この町の近くには、もう一つの注目スポット「カツヒ柱」があります。高さ約40メートルの石灰岩の巨岩の上には、修道士の祈りの場として建てられた小さな教会があり、古代から信仰の象徴として崇められてきました。周囲の山々に囲まれた静謐な景色の中で、精神的な孤高を感じることができる場所です。

ジョージア南部のアハルツィヘ町にあるラバト要塞は、かつて廃墟と化していた城塞でしたが、近年の大規模な修復によって見事に蘇り、今ではジョージア屈指の観光名所となっています。

ラバト要塞、アハルツィヘ、ジョージアで訪れるべきスポット15選

現在のラバト要塞には、歴史を学べる博物館やギャラリー、そして周囲の山並みを一望できるパノラマ展望台が整備されています。訪れる人々は敷地内を自由に散策し、数々の絶景スポットや建築的見どころを楽しむことができます。歴史と美しさが融合したラバト要塞は、南ジョージアを訪れるならぜひ立ち寄りたい場所です。

オカツェ渓谷はイメレティ地方に位置し、ジョージアの自然の驚異を体感できる絶景スポットです。およそ16キロにわたって続くこの渓谷では、断崖から約140メートルの高さに設けられた吊り橋と展望台から、緑豊かな森林と広大な山々を一望することができます。

オカツェ渓谷、ジョージアで訪れるべきスポット15選

渓谷には安全性に配慮した遊歩道や展望テラスが整備されており、訪問者は安心して美しい景観を満喫できます。自然愛好家やハイキング好きの旅行者にとって、オカツェ渓谷はまさに理想的な冒険の地といえるでしょう。息を呑むような絶景と、整備された環境が調和したこの場所は、ジョージアで訪れるべきスポットとして強くおすすめできます。