カザフスタンの首都の日

ヌルスルタンのバイテレクタワー（カザフスタンの首都）

7月6日

カザフスタンの首都の日は、ヌルスルタン（旧アスタナ）が1998年に首都の地位を得て以来、祝われています。

1994年7月6日、カザフスタン最高会議は首都をアルマ・アタからアクモラ（旧ツェリノグラード）へ移転する決議を採択しました。1998年5月6日、アクモラはアスタナと改名され、同年6月10日には新首都として世界にお披露目されました。当初、首都の日は6月10日に祝われていましたが、後にカザフスタン初代大統領ヌルスルタン・ナザルバエフの誕生日である7月6日に変更されました。

首都の地位を得た瞬間から大規模な建設プロジェクトが進行し、ヌルスルタンはカザフスタンの建築的宝石であり、中央アジアで最も美しい現代都市の一つとされています。著名な建築物には、運輸通信省ビル、カザフスタン鉄道（Temir Joly）のタワー、ノーザンライツビル、アスタナタワー、ヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港、バイテレクタワー、カン・シャトゥール・エンターテインメントセンターなどがあります。現在も建設プロジェクトは続いており、都市のランドマークは今後も増え続けるでしょう。

新首都のビジョンは「新しいユーラシア都市」の創造にあり、ヌルスルタンは東洋と西洋の要素を見事に融合していると多くのカザフ人が語ります。カザフスタンの建築家だけでなく、黒川紀章やノーマン・フォスターなどの外国の専門家も都市の建築革命に参加しました。特に英国の著名建築家ノーマン・フォスターが設計した「平和と調和の宮殿」は、ヌルスルタンの中でもユニークな建築物として知られています。

1996年から2017年の間に、ヌルスルタンの人口は27万人から100万人に増加しました。また、1999年にはユネスコがヌルスルタンを「平和の都市」と称しました。2008年7月18日、7月6日が新たな「首都の日」として正式に制定されました。ヌルスルタンが自由経済区であることは、その経済発展に大きく寄与しており、都市はカザフスタン独立初期の成果を視覚的に象徴しています。