バルイクチ、キルギス
バルイクチはイシク・クル湖の西端に位置する都市で、ビシュケクからの幹線道路がナリン方面とカラコル方面に分岐する交通の要所です。この都市は、ピシュペク(現在のビシュケク)とカラコルの中間地点として1871年に建設され、当時は旅行者用の土壁の小屋が2軒と検査官の小屋が1軒しかありませんでした。その後、漁業が町の主要産業となり、1909年にはロシア語で「漁業」を意味する「ルィバチ」と改名されました。1991年にキルギスが独立した際、町はキルギス語で「漁師」を意味する「バルイクチ」に改名されました。
1991年にキルギス独立以降、産業は衰退したものの、現在もバルイクチには約42,000人が暮らしています。ビシュケクとバルイクチを結ぶ鉄道があり、高速道路やバス、タクシーなどの交通手段も整備されています。