アブドゥラハン・カラ要塞、メルブ
アブドゥラハン・カラ要塞は、ティムール朝の皇子であるシャフルフの名と関連しています。この要塞は、ニューメルブの地における彼の最初の建築の一つであり、非常に迅速に完成されました。外壁は泥レンガで覆われ、内部は小さな四角いレンガで仕上げられていました。壁には出っ張りが施され、44の曲線を描く形状の見張り塔が要塞を冠していました。
防御設備は幅30メートルにも及ぶ巨大な堀で囲まれ、水が満たされていました。このことから、アブドゥラハン・カラが重要な戦略的価値を持ち、優れた設計が施されていたことが分かります。要塞には銃撃用の穴やギャラリー、その他の防護設備が備わっており、それによりこの要塞は難攻不落の存在となっていました。