タシケント国際空港
タシケント、そしてウズベキスタンとの最初の出会いは、多くの観光客にとってタシケント空港から始まります。1930年代に遡ると、当時のタシケント空港は未舗装の滑走路、簡素なターミナルビル、そして監視塔のみで構成されていました。現在、この空港は長さ4,000メートルの2本の滑走路と、最新設備を備えたターミナルビルを擁する国際空港へと発展しており、到着時や出発時に快適に過ごせるよう、必要な設備が整えられています。
タシケント空港は、世界各国の主要都市への定期便を提供しており、あらゆる種類の航空機を受け入れることができる国際空港です。アジアの中心に位置する利便性が、この空港の重要な役割を担っています。ここからは、ヨーロッパ、東南アジア、オーストラリア、その他世界各地への乗り継ぎ便が利用可能です。また、タシケント空港は国際民間航空機関(ICAO)カテゴリーIIに分類されており、アシアナ航空、アエロフロート、ブリティッシュ・エアウェイズ、大韓航空、ルフトハンザ航空、トルコ航空などの航空会社が運航しています。さらに、地元の航空会社であるウズベキスタン航空の主要拠点でもあります。
タシケント空港は定期的に設備の更新を行い、国際基準を満たすように努めています。1996年にはターミナルビルと滑走路の改修が完了し、2001年にはさらなる設備の強化が実施されました。2011年9月には国内線用の新ターミナルが開設されました。現在、メインターミナルは1時間あたり1,000人の処理能力を持ち、新しい国内線ターミナル「タシケント3」は1時間あたり400人を収容できます。
乗客には、快適な待合室やVIPラウンジ、レストラン、カフェ、医療センター、両替所、インフォメーションデスクなど、出発や到着を待つ間に利用できる多様な施設が完備されています。さらに、ターミナルのすぐ外には航空機が停泊できる駐機場が4カ所あり、エアブリッジも備わっています。タシケント空港は年間200万人以上の乗客に対応し、毎日数十便の航空機を受け入れ、出発させています。今後も空港の収容能力を増強し、中央アジアの主要な航空ハブとしての地位をさらに強化する計画です。