共和国広場、アルマトイ
すべての大都市には中心があり、共和国広場はアルマトイの中心です。この広場は市内で最も大きく、その広さは580メートルの長さと210メートルの幅があり、スタジアム2つ分に相当します。国の祝祭、パレード、公式行事、スポーツイベントなどがここで開催されます。広場の名前は変わり、建物が建設され、公園や噴水、池が設置されましたが、この広場自体は常にその場所にあり続けています。
共和国広場は1980年に開設されました。1991年までは、広場の南側の丘の上にカザフスタン共産党中央委員会がありましたが、現在は市役所(アキマット)の建物があります。この建物自体が建築記念物であり、国家的価値のリストに含まれています。広場の北側には7階建ての行政ビルと16階建ての住宅が建ち並んでいます。東側には国立博物館があり、この博物館は中央アジア最大級の博物館の一つで、約30万点の歴史・文化に関する展示物を収蔵しています。広場には超近代的な建築物もあり、中でも特に人気があるのがアルマリ・トレードセンターです。この商業施設は地下にあり、地上には輝くガラスドームが配置されています。
共和国広場の最大の見どころは、独立記念碑です。この記念碑は、ショタ・ヴァリハノフの監修のもと、複数の作者によって制作されました。この記念碑は、アスタナのバイテレクと同様に、現代カザフスタンの象徴となっています。独立記念碑の中央には高さ28メートルのステラがあり、その上部には伝説のゴールドマン(黄金人間)と、その下に翼を広げた豹の像が飾られています。ゴールドマンは、金の鎧をまとったサカ族の戦士の遺物であり、1969年にイシク・クルガンの発掘調査で発見されました。この記念碑には、他にも興味深い要素が含まれています。たとえば、子馬に乗った2人の子供は若さとカザフ国家の輝かしい未来への希望を象徴しています。また、父と母の象徴的な像もあります。さらに、ステラの周囲には10のレリーフが配置されており、そこにはカザフスタンの歴史における重要な出来事が簡潔に刻まれています。
共和国広場の周囲には、美しい並木道や花壇が整備されています。風光明媚で設備の整ったこの広場は、市民や観光客にとって散策の人気スポットとなっています。