天山山脈、 カザフスタン
天山山脈(Tien-Shan)は全長1,500マイル(2,500km)に及ぶ壮大な山脈で、そのほぼ半分がトルキスタン(旧ソ連中央アジア)に位置しており、大部分はキルギスに属しています。北端はカザフスタンに広がり、南東端はウズベキスタンに達しています。ジュンガル・アラタウ山脈やパミール高原と同様に、天山山脈は東西方向に連なる特徴的な地形を持っています。標高7,000mを超える山々が点在し、クライマーにとって魅力的な登山地となっています。特に有名なのがカーン・テンゲリ峰(7,010m)とポベーダ峰(7,439m)で、多くの登山家が挑戦する名峰です。