ジョージアの歴史 - 崩壊

13世紀、ジョージアはモンゴル・タタール勢力の侵攻を受け、大きな打撃を受けました。さらに、15世紀初頭にはティムール軍による繰り返しの侵略によって国土は荒廃し、国家としての統一を維持することができなくなりました。15世紀以降、ジョージアの封建国家は次第に分裂し、カルトゥリ、カヘティ、イメレティ、サムツヘ・サータバゴ、ミングレリア、グリア、アブハジアといった複数の王国や公国に分かれていきました。この分裂した状態の中で、ジョージアは18世紀末に至るまで、イランとオスマン帝国によるトランスコーカサス地域の支配権をめぐる争いに巻き込まれました。当時のジョージアの支配者たちは、外敵からの脅威に対抗するため、ロシア帝国に軍事的支援を要請するようになりました。