ジョージアの歴史 - ジョージアの独立
1991年の独立宣言により、ズヴィアド・ガムサフルディアがジョージア初代大統領に選出されました。しかし、1992年1月に政情不安とクーデターが発生し、ガムサフルディアは失脚しました。その後、1992年3月にエドゥアルド・シェワルナゼが国家評議会議長として就任しました。
ジョージアは1990年代半ばに入ると、徐々に安定を取り戻し始めました。ジョージア議会は国際通貨基金(IMF)や世界銀行と協力して経済改革を進めました。2000年には、シェワルナゼが再び大統領に選出され、2期目の任期に入りました。しかし、2003年になると、選挙不正への抗議から国民運動を中心とした反対派との対立が激化しました。
野党指導者たちは首都トビリシで平和的な抗議活動を展開し、この市民運動は「バラ革命」として知られるようになりました。その結果、シェワルナゼは辞任を表明しました。2004年1月4日に実施された大統領選挙では、国民運動のリーダーであるミヘイル・サアカシビリが圧勝しました。
2004年以降、ジョージアは急速な経済成長と社会的改革の時代を迎えました。生活水準は大きく向上し、インフラ整備もかつてない規模で進展しました。