ジョージアの祝日
2025年のジョージアの祝日
日付 | 祝日 |
---|---|
1月1日〜2日、水〜木 | 新年 |
1月7日、火 | 正教会のクリスマス |
1月19日、日 | 正教会の公現祭 |
3月3日、月 | 母の日 |
3月8日、土 | 国際女性デー |
4月9日、水 | 国民統一の日 |
4月20日、日 | 正教会のイースター |
日付 | 祝日 |
---|---|
5月9日、金 | 戦勝記念日 |
5月12日、月 | 聖アンデレ第一召命の日 |
5月26日、月 | 独立記念日 |
8月28日、木 | 聖マリアの日 |
10月14日、火 | スヴェティツホヴェリの日 |
11月23日、日 | 聖ジョージの日 |
日付 | 祝日 |
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1月1日〜2日、水〜木 | 新年 |
1月7日、火 | 正教会のクリスマス |
1月19日、日 | 正教会の公現祭 |
3月3日、月 | 母の日 |
3月8日、土 | 国際女性デー |
4月9日、水 | 国民統一の日 |
4月20日、日 | 正教会のイースター |
5月9日、金 | 戦勝記念日 |
5月12日、月 | 聖アンデレ第一召命の日 |
5月26日、月 | 独立記念日 |
8月28日、木 | 聖マリアの日 |
10月14日、火 | スヴェティツホヴェリの日 |
11月23日、日 | 聖ジョージの日 |
2026年のジョージアの祝日
日付 | 祝日 |
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1月1日〜2日、木〜金 | 新年 |
1月7日、水 | 正教会のクリスマス |
1月19日、月 | 正教会の公現祭 |
3月3日、火 | 母の日 |
3月8日、日 | 国際女性デー |
4月9日、木 | 国民統一の日 |
4月20日、月 | 正教会のイースター |
日付 | 祝日 |
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5月9日、土 | 戦勝記念日 |
5月12日、火 | 聖アンデレ第一召命の日 |
5月26日、火 | 独立記念日 |
8月28日、金 | 聖マリアの日 |
10月14日、水 | スヴェティツホヴェリの日 |
11月23日、月 | 聖ジョージの日 |
日付 | 祝日 |
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1月1日〜2日、木〜金 | 新年 |
1月7日、水 | 正教会のクリスマス |
1月19日、月 | 正教会の公現祭 |
3月3日、火 | 母の日 |
3月8日、日 | 国際女性デー |
4月9日、木 | 国民統一の日 |
4月20日、月 | 正教会のイースター |
5月9日、土 | 戦勝記念日 |
5月12日、火 | 聖アンデレ第一召命の日 |
5月26日、火 | 独立記念日 |
8月28日、金 | 聖マリアの日 |
10月14日、水 | スヴェティツホヴェリの日 |
11月23日、月 | 聖ジョージの日 |
ジョージアにおいて祝日は生活に欠かせない重要な行事であり、盛大に祝われます。家族や友人が集まり、「スープラ」と呼ばれる宴会が開かれ、その席ではタマダ(宴会の司会者)が祝杯を取り仕切ります。世俗的な祝日では花火やパレード、演説が行われ、宗教的な祝日では色鮮やかな行列や大規模なミサが執り行われます。現代の習慣と、何世代にもわたって受け継がれてきた伝統的な儀式が融合している点も、ジョージアの祝日の特徴です。祝日には全国的に祝われるものと、特定の地域でのみ行われるものがあります。以下に、ジョージアで特に重要な祝日を紹介 します。
ジョージアの祝祭の一年は、新年の家族の祝宴から始まります。親戚や親しい友人と過ごす大切な時間であり、西洋の伝統も取り入れられています。ジョージア正教会の信者であるジョージア人はクリスマスを12月ではなく1月に祝いますが、新年のお祝いにはクリスマスツリーを飾る習慣など、西洋の影響を受けた文化も根付いています。
ジョージア正教会の信者は、ユリウス暦に従い、1月7日にイエス・キリストの誕生を祝います。クリスマスイブには、全ての教会で厳かな典礼 が行われ、特にトビリシの聖三位一体大聖堂 では、ジョージア正教会の最高指導者であるカトリコス総主教 が主導する格式高いミサが執り行われます。
ユリウス暦に従って祝われる キリスト教の重要な祝日 で、洗礼者ヨハネがイエス・キリストに洗礼を授けたこと を記念します。この祝日の特徴の一つは、「チチラキ」と呼ばれる伝統的な木製の飾りを燃やす儀式 です。これは、前年の困難や悲しみを清め、新たな一年の幸福を願う 象徴的な習慣です。
母親の存在と社会への貢献を称える祝日で、ジョージアでは比較的新しい祝日の一つ です。1991年、ジョージアの初代大統領ズヴィアド・ガムサフルディア によって制定されました。この祝日はすぐに国民の間で広まり、今日に至るまで広く祝われています。当日は、子どもや配偶者が母親やパートナーに花や贈り物を贈ることが一般的です。また、この日には コンサート、展示会、チャリティーイベントなどの文化的な催しも多数開催されます。
国際女性デーは、ジョージアで最も人気のある祝日の一つ です。
この日は、女性の社会的地位の向上と平等を祝う国際的な記念日として広く認識されています。最初の国際女性デーは1909年にアメリカ社会党によってニューヨークで開催されました。その後、1917年にソビエト・ロシアで女性が参政権を獲得 したことをきっかけに、この日が公式な祝日として宣言されました。1960年代後半には、西側諸国におけるフェミニズム運動の影響を受けて国際女性デーの意義がさらに広がり、1977年には国連が正式にこの日を承認しました。
イースター(復活祭)は、クリスマスと並び、ジョージアで最も重要な宗教的祝日です。これは キリスト教の信仰の核心であるイエス・キリストの復活を記念する日であり、全国的に盛大に祝われます。
イースターの前には、40日間の大斎(聖大四旬節)が行われます。この期間の終盤には、イエスの受難と復活を象徴する 「聖週間」 があり、ジョージアのすべての教会で、各日に特別な典礼が行われます。聖週間の中でも特に重要とされるのが「イースター三日間」 であり、これは聖木曜日(最後の晩餐を記念)、聖金曜日(イエスの受難と磔刑の日)、聖土曜日(復活を待つ静寂の日)の3日間を指します。
ジョージアの祝日の中でも、国民統一の日は最も厳粛な日 のひとつです。これは、1989年4月9日に発生した平和的な反ソビエトデモの際、ソ連軍によって命を奪われた21人の民間人を追悼する日 だからです。
この事件は 「トビリシの悲劇」または「4月9日の悲劇」 として知られています。当時、ジョージアの独立を求める数千人の市民がトビリシのルスタヴェリ通りにある政府庁舎前に集まりました。しかし、ソ連軍(赤軍)が強硬的にデモ隊を鎮圧し、無防備な市民に対して暴力が行使され、多くの死傷者を出しました。
ジョージアでは 毎年5月9日に、第二次世界大戦におけるソ連のナチス・ドイツに対する勝利を記念する戦勝記念日が祝われます。歴史的に、ドイツの降伏文書は1945年5月8日の深夜にベルリンで調印されました。しかし、モスクワ時間ではすでに5月9日になっていた ため、旧ソ連圏の国々では 5月9日を戦勝記念日と定めました。現在、欧米諸国では 5月8日を「ヨーロッパ戦勝記念日」として祝う国もありますが、ジョージアでは引き続き5月9日を戦勝記念日として公式に祝っています。
聖アンドレ(聖アンデレ)は、イエス・キリストの最初の使徒であり、聖ペテロの兄弟 です。伝統的に、コンスタンティノープル総主教は彼の使徒継承者とされています。
ジョージア正教会において、聖アンドレはジョージアの地で最初にキリスト教を伝えた人物 とされており、ジョージア教会の創始者 として特別な敬意を払われています。そのため、彼の功績を記念する祝日は年に2回、5月12日と12月13日 に行われます。5月12日はジョージアの国民の祝日 であり、全国の教会で 聖アンドレを称える特別な典礼 が執り行われます。
独立記念日は、1918年にジョージア民主共和国が独立を宣言したことを記念する祝日です。
この歴史的に重要な日は、軍事パレード、文化・教育イベント、花火、記念式典 などで盛大に祝われます。また、この祝日は 地元の特産品や新たなアイデアを広める機会 としても活用され、街中では手作りの商品を販売する市場、公共および民間機関の施設見学ツアー、各地のコンサートや展示会など、さまざまなイベントが開催されます。この日は ジョージアの歴史と文化の誇りを称える一日となり、国中が祝賀ムードに包まれます。
「マリアモバ」は、聖母マリアの永眠とその後の天国への昇天を記念する祝日です。この日には、全国の教会で特別な礼拝が行われ、多くの信者が参列 します。最も大規模な典礼は トビリシにおいて、ジョージア正教会の最高指導者であるカトリコス総主教 によって執り行われます。
マリアモバの前には2週間の断食期間(聖母の斎)があり、敬虔なジョージア正教徒は肉(魚を含む)、乳製品、卵を控える習慣があります。断食が明けると、家族や地域の人々が集まり、盛大な宴(スープラ)を開き、祝祭を締めくくります。
スヴェティツホヴロバは、ジョージア最古の都市のひとつであり、かつての首都であったムツヘタで開催される宗教的な祝祭です。この祭りは、ジョージア正教会において特別な意義を持つスヴェティツホヴェリ大聖堂と、ムツヘタ全体を称えるものです。
伝説によると、この大聖堂は 4世紀にジョージアでキリスト教を広めた聖女ニノが、ジョージア初の教会を建てる場所として選んだ地に建設されました。歴史の中で、戦争などにより当初の建物は破壊されましたが、現在のスヴェティツホヴェリ大聖堂は11世紀前半に、ジョージア初のカトリコス総主教メルキゼデク1世の依頼を受けた建築家アルスキゼによって再建されました。この大聖堂は、ジョージア正教会の中心的な聖地のひとつであり、現在も多くの巡礼者が訪れます。
ジョルゴバは、ジョージアの守護聖人である聖ジョージの殉教を記念する重要な祝日です。
聖ジョージはカッパドキア(現在のトルコ中部)出身のギリシャ人兵士で、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの近衛兵 でした。しかし、キリスト教徒であったことを理由に処刑されました。聖ジョージは、キリスト教の中でも最も崇敬される聖人のひとり であり、特に 騎士道、戦士、軍隊の守護聖人 として広く知られています。また、ドラゴンを退治した伝説 でも有名で、この場面はキリスト教の図像において 聖ジョージが槍を持ち、怪物と戦う姿 としてよく描かれています。ジョルゴバの日には、ジョージア全土の教会で特別な礼拝が行われるほか、家庭や地域でも祝祭が開かれます。