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ジョージアの正教会のクリスマス

ジョージアの正教会のクリスマス

1月7日

ジョージアでは、正教会の信仰に基づき、ユリウス暦に従ってイエス・キリストの誕生を祝います。そのため、クリスマスは1月7日に祝われます。クリスマス・イブの夜には、全国の教会で厳粛な典礼が執り行われます。中でも最も重要なミサは、首都トビリシの聖三位一体大聖堂において行われ、ジョージア正教会の最高指導者であるカトリコス総主教が司式します。

ジョージアのクリスマスにおいて最も特徴的な伝統行事の一つが「アリロ」と呼ばれる行進です。これは全国の多くの町で行われる、賑やかで色とりどりのパレードです。参加者はクリスマスキャロルを歌いながら、聖像、ジョージア国旗、十字架などを掲げて街を練り歩きます。司祭が聖水をまいて祝福を授け、聖書にちなんだ衣装を身にまとった人々の姿も見られます。アリロの行進は誰でも参加可能であり、参加者の多くは孤児院や高齢者施設、刑務所などを訪れ、贈り物や寄付を届けます。トビリシでは、行進はルスタヴェリ通りを通って進み、聖三位一体大聖堂で締めくくられます。

行進が終わると、人々は家に戻るか、親しい友人や親族の家を訪ねて祝います。夕方になると、イエスの誕生を象徴するために窓辺にろうそくを灯すのが一般的です。多くの家庭では、「チチラキ」と呼ばれるジョージア独自のクリスマスツリーが飾られます。チチラキは、乾燥させたヘーゼルナッツやクルミの枝を細かく削ってカールさせ、ふんわりとした円錐形に整えたもので、小さな針葉樹を模しています。その形は、正教会の聖人であり、東方の「サンタクロース」ともされる聖ワシリイ大王の豊かなあごひげに似ていると信じられています。チチラキは、果物やお菓子で飾り付けられ、正教会の公現祭である1月19日まで家に飾られます。この日には、前年の災いが去ったことを象徴する儀式として、チチラキが焚かれます。

Orthodox Christmas As members of the Orthodox Church, Georgians honor the birth of Jesus according to the Julian calendar. On Christmas Eve, every church holds a holiday liturgy.
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