ウズベキスタンの発酵乳料理

ウズベキスタンの発酵乳料理：クルトバ

ウズベキスタンの発酵乳を使った料理は、同国の食文化において重要な役割を果たしています。その歴史は古く、暑い気候の中でミルクを長期保存するため、古代ウズベク人はミルクを発酵させる方法を生み出しました。

ウズベキスタンで特に人気のある発酵乳製品には、カティク（発酵乳）、スズマ（カッテージチーズの一種）、クルト（塩とコショウで味付けされた発酵乳のボール）、カイマク（濃厚なクリーム）のようなものがあります。これらの発酵乳製品は、そのまま食べるほか、さまざまなウズベキスタン料理の材料としても使われます。

発酵乳を使用したスープはウズベキスタンで非常に人気があり、ベジタリアン向けのものから肉入りのものまで、冷製・温製を問わずさまざまな種類があります。また、特筆すべき飲み物としてアイランがあります。これは、発酵乳に湧き水とハーブを加えた爽やかな冷たい飲み物で、疲労回復や喉の渇きを癒す効果があるとされています。