ダルヴァザ・ガスクレーター へのグループツアー (ヒヴァから)

カラ・トコイ湖、キルギス

カラ・トコイ湖(カラ・トコ) は、キルギスのジャララバード州、チャトカル山脈の北東部に位置する湖で、19世紀後半から20世紀初頭にかけて発生した地震によって形成されました。

キルギス語で「カラ・トコイ」は「黒い森」を意味します。湖は山々に囲まれ、周囲には針葉樹が生い茂っています。さらに、湖底から生える天山スプルースの樹冠が湖面からも見えるのが特徴です。

カラ・トコイ湖は同名の美しい谷に位置しており、特に夏にはその美しさが際立ちます。草原や谷の風景はまるで映画のワンシーンのようで、針葉樹や豊かな植生が広がっています。

湖の標高については諸説あり、2,876メートルとするものもあれば、2,918メートルとするものもあります。また、湖の近くには全長1.9キロメートル、面積1.2平方キロメートルの同名の氷河があり、標高3,370~3,820メートルに位置しています。

カラ・トコイ湖は濃い深青色で、遠くからでも人々の目を引きます。山岳湖の水は夏でも冷たいですが、ここを訪れる多くの人が冷たい水に浸かるのを楽しみます。

この湖はジャララバード州のサリ・チェレク自然保護区の近くに位置しており、この保護区はユネスコの生物圏保護区に登録されています。約2万4千平方キロメートルの広大な保護区には、多くの動物や鳥類が生息しています。

湖へのアクセスには、チャトカル渓谷とカラ・ブウラ峠を通る必要があります。この峠は非常に美しく、観光客は必ず写真を撮るスポットとして人気です。ただし、通常の乗用車で峠を越えるのは難しい点に注意が必要です。

カラ・トコイ湖は、観光客だけでなく地元住民の間でも年々人気が高まっています。